草間彌生の魂
草間彌生に関する知識は全くもってなかったので、感想が未熟なのはお許しを。
精神科志望の学生の目線でいうと、強迫観念が強いほどドットは細かく多く、絵を描くことで休めているのが伝わる。
わからなかったのは、同じ色調なのに死と恋という正反対のタイトルの作品だったりしたこと。なんでだろうな。例えば中学の社会科で出てきた、古墳の中に大量に置かれた土器を彷彿させるような人の絵があったと思えば死に関する作品で、同じく人がたくさん描かれた作品でもポジティブな作品だったり、はたまた正反対で、計り知れなかった。そして何より、恋に関する作品の色合いが、一般的に言われる色だとピンクとかホワホワした色だと思うけれど、そうじゃない、どれもこれもビビッドで、毒々しい色が使われていた。なにを経験してきて、何を想っているんだろう。
歳を重ねるにつれ感受性が強まってきていて悩んでいるのだけれど、吐き出し方がわからなくて辛い時がたくさんある。けど、アート作品に込められている想いは全く計り知れなくて、そこで表現する作者、というか、そこにしかぶつけられないのかもしれない作者の気持ちが、想像しただけで心がチクリとする。それは可哀想という単純な3文字ではなくて、敬意と、脅威と、いろいろがごちゃ混ぜに絡んでる。
色々考えても疲れちゃうので、かわいいグッズに癒されて、しっかりポストカードを買って、美味しいお肉を食べて帰る。
西麻布の肉麻布。場所的に敷居が高めかな〜と思ったけれど、全然そんなことはなかった。
とてもフレンドリーな店員さんが、1種類ごとに焼いてくれて、沢山のソースの中で、これに付けて食べてという指示に従ってただただ味わえばいい。これぞ餌付け。って思ったら声に出てたみたいで笑われた。てへ。